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弦高調整と始末の悪いビビリ音対策 [ギター雑話]

ギターの逆反り・・これは可也厄介な問題です。
DSCF0023.JPG
見た目では、このギターはストレートの棹に見えます。
60Cmのスケールを当てて順反りか?・・逆反りか?・・を調べれば分かりやすいのですが、
長いスケールが無いので、目視で反りをチェックしてます。
目視で一見ストレートに見えるが、若干逆反りになっていると判断した。
決め手は、調弦して音を鳴らすとビビリ音が発した。
弦高も低い状態でした。
これはサドルかナットを嵩上げするしかない!
先にナットをシム入れて嵩上げした。
開放弦でのビビリ音は無くなりましたが、2絃の1フレットのド音を鳴らすとビビります。
次はサドルの嵩上げです。サドルは3本ほど使い古しの在庫が有ったので、
1本づつサドルを交換してみたが、2絃1Fド音のビビリは治らない。
最後の1本のサドルを逆取り付けにして、6絃側を1弦側に向き変更する事で
1弦側のサドルは高くなります。(サドルは6絃側が1弦側より高く加工されてます)それを逆にした。
DSCF0002.JPG6絃側サドルとブリッジをノギスで測定。4.2h
DSCF0003.JPG1弦側サドルとブリッジをノギスで測定。5.4h
サドル向きを入れ替えて1弦側のブリッジ・サドルは高くなりました。
次に弦高測定です。弦高測定スケールは持っているが、今回はノギス測定をして測りました。
DSCF0004.JPG6絃はノギスで径を測ると1.1Φでした。
DSCF0005.JPG1弦はノギスで測ると0.7Φでした。
次に弦高調査です。フレット頂点から絃の頂点をノギスで測り、絃の径をマイナスしての測定値です。
DSCF0007.JPG
6絃12フレットで、3.6mmー1.1Φ=弦高2.5mmです。
1弦12フレットで、3.1mm-0.7Φ=弦高2.4mmです。
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DSCF0008.JPG
6絃1フレットで、2.1mm-1.1Φ=弦高1.0mmです。
1弦1フレットで、1.2mm-0.7Φ=弦高0.5mmです。
以上の弦高となりました。
それでは気になるビビリ音をICレコーダーで録音してみます。(1フレットのド音に注目して・・)
  こちらは19フレット寄りで弾いてます。若干のビビリ音が発します。
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こちらはサンドホールに近い通常の定位置で弾いてます。 ビビリの音は無くなってます。
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兎も角、ネックの逆反りは始末に負えない厄介者です。
アイロンで一晩寝かして逆反りを修正する器具がAriaから売られているようですが一般の人には不要です。
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何れにせよ順反りも逆反りも面倒ですね!
今回は何度もビビリ音が気になって修正をしましたが、これ以上の調整は素人では無理です。
後、考えられるビビリ要因はブリッジの浮きもビビリ要因と思います。
それと糸巻がヘッドに密着して固定されているか? ・・糸巻の固定ネジが締まっているか?
これらも、ビビリ要因になると思います。 
特に異常なしでした。
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何とかビビリは抑えられましたので,ヨシと致します。
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最後にICレコーダーでラグリマを弾いてみました。

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・・バッハのこの曲・・アリア [ギター・マイ・ちゃんねる]

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セバスチャン・バッハ BWV1068~G線アリアです。
この曲、3年前にupした演奏ですが、久々にBlogに載せてみました。
ギターで弾いているせいか、何故かこの手の曲、眠くなりますねぇ~・・
眠くなるのは、下手だから?・・なんて思ったりもします。
やっぱし、この旋律は眠くなるね!‥
バッハさんには申し訳ないが、私の好みの曲では有りません・・
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しかしG線上のアリアは人気が有るようで・・あちこちで放送に流れているのを聴きますね。
この曲を知らない人はいないくらい皆さん知っている曲です。
ギターと云う楽器で弾くには、チョット寂しいね・・・人間暗くなっちゃいそうで・・
どちらかと言うと弾いていて、暗いとか冷たい、寂しい、そんなイメージな曲に聴こえちゃいます?
暗い演奏で御免!29078_sample.gif
チョット「G線上のアリア」名曲解説を動画で、この曲の魅力・・見てみましょう・・
プロの演奏で聴けば、気分は良くなりますよ・・・
。。。。

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